夏の甲子園が7日開幕し、香川からは英明が出場します。香川代表の英明は「つなぐ野球」に徹します。
チームを引っ張るのは香川大会でキャプテンも務めていた、エース・清家 準。香川大会では準決勝まで19イニングを投げ、防御率0.47と安定。決勝でも宿敵・高松商業の強力打線を相手に完投しました。
(英明/清家 準 投手[3年])
「英明らしい粘り強い野球と、大事なところでの1本、守らないといけないところでの1球に全員が全力を注ぎたい」
英明の武器は接戦をものにする「粘り強さ」そして、少ないチャンスも得点につなげる力です。
1点を争う一進一退の攻防となった香川大会決勝。1回表はダブルスチールでチャンスをつくると、4番のスクイズで先制点を奪い取りました。
そして、7回にも……。
(実況)
「スクイズできた!」
4番がこの試合2度目のスクイズ! ヒットは4本と高商の半分でしたが、機動力や意表を突く小技でチャンスをものにする力があります。
打線の主軸で18歳以下の日本代表候補・百々愛輝は、決勝で3つのフォアボールを選び出塁しました。
(英明/百々愛輝 選手[3年])
「英明の野球は接戦なので、フォアボールとかバントで、つないで、つないで、そこで1本打てたら、接戦もものにできると思うので、地味なんですけど、そういうところを大事にしてやっていきます」
7日の初戦の相手は春のセンバツ王者・健大高崎。それでも、英明のスタイルは変わりません。
(英明/香川純平 監督)
「結果にこだわったり、コントロールできないことをしようとしたら自分を見失って強みがなくなってしまうので、相手どうこうよりも、きちんと自分たちの足元を見て役割を果たす。そこに集中することが一番」
2023年、果たせなかった「夏の1勝」。つないでつないでチームでつかみとります!
(英明/清家 準 投手[3年])
「去年の夏のリベンジとして、まずは1勝というところでそこから流れに乗っていけるところまでいけたら。最終的には優勝が見えてくればいい」