江戸時代から昭和にかけて子ども用に作られたすごろくの展覧会が、高松市で開かれています。
会場には香川県立ミュージアムが所蔵している子ども用の「双六」18点が展示されています。
「新板金毘羅道中双六」は、金刀比羅宮へお詣りに行くための高松街道を双六にしたものです。道沿いの宿や土産店などが描かれていて、双六をしながら旅行気分が味わえます。
「友子の空想旅行双六」は、著名な日本画家・川端龍子が大正8年に少女向け雑誌の付録として描いたものです。
すごろくのコマにとらわれない色彩豊かなデザインと、少女が一人で冒険するという物語の面白さが伝わってきます。
(香川県立ミュージアム/黛友明 専門学芸員)
「子どもたちに見てほしいということで色とりどりのすごろくを用意していますので、時間ある夏休みに家族で楽しんで頂ければと思います」
この展覧会は9月1日まで開かれています。