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岡慎之助選手も通った体操スクールの後輩が中国大会で3冠 未来のメダリスト目指す中学生 岡山【こどもミライパーク】

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 パリオリンピックで、金3つを含む4つのメダルを獲得した体操の岡慎之助選手。岡選手の地元・岡山市では、未来のメダリストを目指す中学生が練習を重ねています。

 中学1年生の佐藤陽向選手。佐藤選手は8月開かれた中国大会で個人総合優勝、種目別のゆかとあん馬でも優勝し3冠を達成しました。

(中国大会で3冠/佐藤陽向 選手)
「(体操をしているときは)最初はきょう調子いいかなってところで、調子がよかったらその次の段階の『きれいな体操』っていうところを意識して、調子が悪かったら、できる限り自分のやるべきことをやる、みたいな感じです」

(佐藤選手を指導/三宅裕二 コーチ)
「身長が低いから、まっすぐできてるっていうのが今の彼の強みです」

 佐藤選手が練習しているのは岡山市の「おかやまジュニア体操スクール」。実は金メダリストの岡選手も、中学卒業までこのスクールで練習していました。

 現在は、競技会出場を目指す選手クラスに小学4年生から中学2年生までの9人が所属し、平日は1日4時間半、土日は1日7時間、週に6日練習をしています。

 金メダリストを生んだこの教室が最も大事にしているのは、「きれいな姿勢をつくるための基礎的なトレーニング」です。

(おかやまジュニア体操スクール/三宅裕二 コーチ)
「小さいころからきちっと足先がピンと伸びたりとか、指先がピンと伸びたりとか、倒立姿勢がまっすぐできないと、骨が大きくなったり筋肉が太くなったりすることによって、姿勢の修正がなかなかできない」

(おかやまジュニア体操スクール/三宅裕二 コーチ)
「体操は空中で一瞬の動作でひねりを加えたり回転をしたり、その中で着地をするので、体幹というのは非常に重要な役割がある」

(おかやまジュニア体操スクール/三宅裕二 コーチ)
「こういう感じで(体全体が)まっすぐになる。押してもこれがまっすぐ」

 佐藤選手はこの体幹がしっかりしていることが強さにつながっているそうです。

 またこの教室では、けがを防ぎ体の可動域を広げるための「柔軟」も重視していて、肩、骨盤など体の部位ごとにじっくりと時間をかけてトレーニングします。

 さらに、佐藤選手が練習中に足に挟んでいるのは、靴下。岡選手も取り入れていたそうです。

(おかやまジュニア体操スクール/三宅裕二 コーチ)
「靴下をつかんでいるとすごくやりにくいし、神経がぎゅっと集中する。これが何年後かに成果になって、つま先がきれいだねとか言われるようになれば、効果があったかなと。岡はこれを4年間やってきました」

(中国大会で3冠/佐藤陽向 選手)
「岡選手はどんな技をやってもつま先が割れないんですけど、僕は技をやったらつま先がぱらぱらしたり、開いたりとかしたりしてしまうので、そういうところが自分で弱いかなと思います」

 岡選手が学んだ練習で、後輩たちは未来のメダリストを目指しています。

(おかやまジュニア体操スクール/三宅裕二 コーチ)
「岡選手がここで育って、あのような形で、オリンピック選手の中でもメダルをたくさん獲ったということは、今の選手たちにも可能性がすごく出てきた」

(中国大会で3冠/佐藤陽向 選手)
「岡選手みたいに美しい体操をして、世界で認められる選手になりたいです。2032年にブリスベンオリンピックで、団体・個人・種目別で金を獲ります」

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