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レスリングの中四国大会で優勝した2人の小学生 目標に向け練習に励む 香川・綾川町【こどもミライパーク】

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 香川県綾川町でレスリングの練習に励む小学生の男女がいます。2人は、2024年に開かれた中四国大会でともに優勝するなど結果を残しています。

 香川県綾川町の「綾川レスリングクラブ」。1987年に香川県で最初にできたレスリングクラブで、現在は約20人の小中学生が週に2日、レスリング経験者の監督や保護者の指導のもと練習しています。

 ここに通う小学5年生の松友華音さん(10)と、小学2年生の森栄人くん(8)。

(森栄人くん)
「(Q.レスリングは楽しい?)楽しい。みんなと練習するところ」

(松友華音さん)
「体力アップにもつながるので、自分にとっては最高の場所。(Q.痛かったり辛かったりは?)めちゃめちゃあります。でももう泣いても練習にはつながらないので諦めずに頑張っています」

 2024年3月に島根県で行われた中四国大会で、松友さんは3・4年生の部、森くんは1・2年生の部でそれぞれ優勝。しかも、2人とも決勝は過去に負けていた相手との対戦でした。

松友華音さん)
「最高でうれしくて、これでみんなに喜んでもらえてうれしいなと思いました」

(綾川レスリングクラブ/伊藤雄介 監督)
「セコンドに付いてアドバイスをしたんですけど、私のアドバイスよりは本人の気持ちが勝っていて勝った。ずっと負けている相手だったんですけど、(勝てて)私もうれしかった」

 松友さんの強みは……ズバリ、タックル!

(荻津尚輝リポート)
「全力で止める覚悟でいきます。強い……。途中まで見えていたのに気付いたらパッと視界からいなくなって、ドンっと押されたと思ったら倒れていました。もう防ぎようがないです」

 パワーを生み出しているのは、相撲の「しこ」を踏むトレーニングです。

(松友華音さん)
「ちょっとした時に踏んだり、練習が終わった後に踏んでいます」

(綾川レスリングクラブ/伊藤雄介 監督)
「踏み込みは下半身から来るので、しこで鍛えた下半身から蹴り上げるスピード、それが威力につながると思う」

 森くんの得意技は、うつ伏せの相手の腰をつかんで回転する「ローリング」です。

(荻津尚輝リポート)
「締め付けが強い。私の方が体重は重いのに簡単に回されました」

(綾川レスリングクラブ/伊藤雄介 監督)
「(森さんは)身体能力が高い、スピードもあるし力もある。ハートも強い」

 そんな森くんの将来の夢は?

(森栄人くん)
「オリンピックで優勝したい」

(綾川レスリングクラブ/伊藤雄介 監督)
「まだ2年生ですから、レスリングだけじゃなくて色んなスポーツを経験して、色んな楽しみを覚えて、そしてレスリングを続けてくれれば将来オリンピックまで目指していただきたい。十分可能性はあると思う」

 松友さんは、父の影響でレスリングを始めたからこそこんな目標が!

(松友華音さん)
「これからも教えてもらったことを生かして親とかに自慢できるような娘になりたい。お父さんに勝ちたい」

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