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観音寺市出身の俳優2人が地元で演劇公演 目指すは西讃地域での国際演劇祭の開催 香川

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 香川県の西讃地域に演劇文化を根付かせ国際演劇祭を開催したい。そんな大きな目標を掲げた観音寺市出身の俳優2人が地元で演劇を制作し、公演しました。

 観音寺市出身で東京で俳優として活躍している嶋尾明奈さんと廣田琴美さん。2人は24日に観音寺市で、25日には三豊市で公演しました。

 2人以外の出演者は地元で開催したオーディションで選ばれた人たちです。

 2024年4月、嶋尾さんと廣田さんが開いたワークショップ型のオーディション。20代から60代の男女11人が参加しました。

(参加者は―)
「(Q.演技の経験は?)ないです、全くない。ふと(チラシを)見たのでちょっと面白そうと思って」
「地方に一番足りないのは娯楽だったりエンタメだったりというのを最近思いつつあったので、自分もそこに入って何かしら力になれたらなただ単にやりたいだけですけど」
「ずっと舞台に出る方をやっていたので役者だったらありがたいですけど、何かの形で関われたらすごく面白いなと思っています」

 当初は若干名を採用する予定でしたが、オーディションに参加し公演にも出演を希望する7人全員と舞台を行うことにしました。

 三豊公演の会場となったのはアンティークや古い木材を販売するお店。客席も20席ほどの小さな舞台です。

 上演されたのは観音寺の名物「ちょうさ祭り」を題材にした30分ほどの2つの作品です。どちらも今回のために作り、オンラインで稽古を重ねました。

 公演は観音寺で1回、三豊で2回行われ、全て満席、立ち見も出る盛況でした。

(観客は―)
「近すぎて、中に入っているようなリアル感がすごいなと。また機会あればぜひ見たい」
「なかなか面白かったですよ。(公演を)やり続けていけば何かできると思います」

 嶋尾さんと廣田さんの目標は香川県の西讃地域での国際演劇祭の開催。その目標に向けても手応えと課題が見つかったようです。

(出演者は―)
「こんな素晴らしい人がいっぱいいるというのが感じられて、それが一番良かった。地元にいる我々が頑張っていかないと発展はしていかないので私自身も活動を増やして見てもらえる公演をやっていきたい」

(公演を企画した俳優[観音寺市出身]/嶋尾明奈さん)
「公演回数を増やしたい。その回数を増やさないと見に来てもらえる分母が少ない」

(公演を企画した俳優[観音寺市出身]/廣田琴美さん)
「今回は1団体でやりました。来年は増やしたい。ちょっとずつでも増やしていって、ゆくゆくは海外からもという流れにつくっていけたら」

 2人は演劇に親しめる環境を作るため、2024年10月に観音寺市で演劇のワークショップを開くことにしています。

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