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「演劇を身近に」観音寺市出身の俳優2人が地元で舞台制作へ 出演者オーディション 香川

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 香川県観音寺市出身の俳優2人が2024年夏、地元で舞台を制作し上演します。その出演者を決めるオーディションが7日、開かれました。

 観音寺市出身で、東京で俳優として活躍している嶋尾明奈さんと廣田琴美さん。2人は地元に演劇文化の土壌を作り、将来的には国際的な演劇祭を開きたいと考えていて、2024年8月、観音寺市と三豊市で舞台を上演する計画です。

(斎藤康之リポート)
「オーディションは実際に舞台が上演される場所で開かれています。薪ストーブを販売するお店の一角で、雰囲気は素晴らしいですが、舞台を上演するには少し狭い印象です。実際に舞台を上演するときの観客席は20席ほどということです」

(観音寺市出身の俳優/嶋尾明奈さん)
「より身近に演劇を感じてほしいなというのがあって、まずは演劇ってそんなに肩ひじ張らずに見てもらえるんだよ、というのを感じてほしいなとこういう場所にしています」

 オーディションは2人以外の出演者を決めるためのものです。20代~60代の男女11人が参加しました。

(オーディションの参加者は―)
「演技の経験は?ないです。全くない。ふと(チラシを)見たのでちょっと面白そうと思って」
「地方に一番足りないのは娯楽だったりエンタメだったりというのを最近思いつつあったので、自分もそこに入って何かしら力になれたらな。ただ単にやりたいだけですけど」 
「ずっと舞台に出る方をやっていたので役者だったらありがたいですけど、何かの形でかかわれたらすごく面白いなと思っています」

 オーディションは主にゲーム形式で、参加者はリズムに合わせて名前を呼び合ったり、舞台にいる人が何をしているか想像しながら3人で絵をつくったりしました。また、決められたセリフをいう演技のテストも行われました。

 最後にオンラインで脚本家を交えた面接をしてオーディションは終わりました。

観音寺市出身の俳優/廣田琴美さん)
「芝居力とか演技力云々ではなくて一緒になって楽しんでもらえるような、そういった方とご一緒できたらうれしいな」

観音寺市出身の俳優/嶋尾明奈さん)
「『きょう、あそこで何かやんじょんや(やってるんだ)』って、『じゃあ行ってみよう』みたいな、寄り合いに気軽に行くみたいな公演になれば」

 合格者は若干名となる予定です。今後、制作や稽古が行われ、8月24日に観音寺市で、25日に三豊市の古木里庫で上演されます。

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