岡山県最大規模の公募展「県展」で選ばれた美術作品の展示が、岡山市で始まりました。
岡山市の2つの会場のうち岡山県立美術館では、4日から洋画と彫刻約250点が展示されています。
洋画部門で県知事賞に選ばれたのは、岡山市の画家・道綱猛さんが初出品した「再生の方舟」です。
(岡山県知事賞を受賞した/道綱猛さん)
「非常に驚いています。まだまだ力不足なところがあるので、もっとよくなるように精進したい。今の文明の遺物が未来の世界の中の植物や文化と融合して、新しい意味を持つという形で再生していく様子を描いています」
壮大なテーマを細やかな筆使いで表現し「自身の世界観が確立されている」と評価されました。
瀬戸内市のハンセン病療養所「長島愛生園」で、88歳になった今も絵を描き続けている山本一雄さんの作品「憧憬」も展示されています。
「県展」の作品展は、9月30日まで岡山市と津山市の会場で開かれています。