9月定例高松市議会は24日に最終日を迎え、災害時の物資備蓄に向けた費用などを盛り込んだ一般会計補正予算案などを可決しました。
また、議員9人が派遣される海外視察について、必要性を疑問視する声があがりました。
可決された補正予算案には、災害が起きた時に高松市の島にいる観光客を想定し、新たに備蓄品を購入する費用が盛り込まれています。
また、サンポート地区を快適に歩くために遊歩道化する県の事業への負担金も計上されました。
また、議員の海外派遣について必要性を疑問視する質疑や討論が行われました。
(高松市議会 無所属/太田安由美 議員)
「現状確認したいのであればわざわざ現地に赴く必要はなく、資料提供やオンラインの質疑で十分であると考えます」
この海外派遣は、自民党清新会の議員9人が2025年1月にタイとベトナムに7日間滞在しインバウンドの誘致や外国人技能実習制度について調査するというもので、約390万円の費用を見込んでいます。
(高松市議会 無所属/茂木邦夫 議員)
「9名になった根拠や目的をお示しください。例えば2名から3名程度のグループで別々の場所に行き、終わった後にその知見を会派や議会全体として共有する方が効率が良いのではないか」
(自民党清新会 海外視察に参加予定/香川洋二 議員)
「多くの議員が世界の情勢・状況を知り、ダイバーシティ社会における市政の在り方の検討を進めることが重要であると考えております」