岡山・香川の話題のものやスポットを紹介する「いまココ！ナビ」です。今回は倉敷市で開かれているアートとスイーツがコラボしたスタンプラリーを紹介します。芸術の秋にぴったりのイベントですよ！
今回で5回目の開催になる「アートでふらっと倉敷」。倉敷市内のアート施設や期間限定のオリジナルスイーツが楽しめるイベントです。
イベントに参加しているアート施設を訪ねたり、対象のスイーツを買ったりするとスタンプがもらえ、いろいろな商品が当たる抽選に応募できるんです。
このスタンプラリーで人気を集めているのが大原美術館所蔵の絵画をモチーフにした期間・数量限定のオリジナルスイーツ。
こちらは今回、初めて参加した「パティスリー・マサキ」です。
季節感あふれる洋菓子や風味豊かな焼き菓子が人気のスイーツ店。オーナーシェフの正木さんがモチーフに選んだのは、スペインの宗教画家、エル・グレコの「受胎告知」です。
（パティスリー マサキ／正木辰宜 オーナー）
「（絵画の）マリアとガブリエルとハトをスイーツに取り込みました。マリアの赤とか、ガブリエルの黄色とかをケーキに取り込んで、見た目ですぐ受胎告知とわかるようにしました」
1日10個、テイクアウト限定の「エル・グレコ」。濃厚なムースショコラと、甘酸っぱいフランボワーズが絶妙にコラボしたケーキです。
（パティスリー マサキ／正木辰宜 オーナー）
「背景が黒だったので、チョコレートを中心に考えて、チョコレートの種類別とか、パーセンテージを使い分けたりして、口の中に残る余韻とか、奥行きと深みが出るように考えています。絵画の世界をスイーツとして感じてもらえたらと思っています」
パティシエの小川さんにその味を教えてもらいました。
（パティスリー マサキ パティシエ／小川瑞貴さん）
「チョコレートがビターでフランボワーズのジュレの酸味がよく利いていておいしいです。雷とか羽ですとか、イメージしてるのが絵画に似てるかなと思います」
ケーキを購入して「必須スイーツ」の欄にスタンプを押してもらいます！ スタンプラリーの応募にはアート施設1カ所のスタンプも必要です。
えびす通りにある「ギャラリー・メリーノ」ではスタンプラリーの期間中、竹久夢二の生誕140年記念展を開催しています。
夢二が表紙絵を描いた女性雑誌「婦人グラフ」や木版画、100種類以上の絵葉書などが展示販売されています。
「必須アート」の欄にスタンプを押してもらい、これで応募が可能です！
続いてのお店は第1回から参加している「フューチャーヒャクカフェ」。オーナーの渡辺さんが選んだ絵画が……。
（フューチャーヒャクカフェ／渡辺剛広 オーナー）
「児島虎次郎さんの絵でやりたい。結構身近な存在なので」
色彩鮮やかな人物画や風景画で知られる岡山県出身の洋画家・児島虎次郎の「睡れる幼きモデル」です。
（フューチャーヒャクカフェ／渡辺剛広 オーナー）
「（絵画と）色合わせをしました、なので赤と白と緑が少し入ったような感じなんですけど、とにかく赤が印象として強かったので、カシスソルベをちょっと使ってみました」
華やかなパフェはカシスソルベの他にもミルクゼリーやチョコレートケーキ、コーンフレークなどが入ってボリュームも満点です。
（お客さんは―）
「甘酸っぱいっていう感じで、さっぱりしておいしいです。（コーンフレークを）ソルベと一緒に食べたらおいしいです」
「睡れる幼きモデル」は1日8食限定で、正午から午後5時の提供です。
さらにスタンプをゲットしました！
次に紹介するのは2023年に続いて2回目の参加になる「パティスリー アルバ」。モチーフにした絵画は、フランス印象派を代表するクロード・モネの「睡蓮」です。
（パティスリー アルバ／矢野真由美 オーナー）
「モネの柔らかい、何とも言えない淡い、雰囲気だけで伝えるっていうところの作風をケーキで表現するということをしてみました」
1日10個、テイクアウト限定の「睡蓮」は、モネの繊細な色彩と世界観を見事に表現しています。さらに味にも工夫が……。
（パティスリー アルバ／矢野真由美 オーナー）
「お抹茶と爽やかなユズの方を使わせていただいて、酸味と抹茶の深みとあとちょっとゴマの香ばしさを入れさせていただいている商品になります。エディブル・フラワーのアリッサムというお花があるんですけど、そちらを散らばして、この花のイメージを伝えています」
パティシエの髙坂さんに味を教えてもらいました。
（パティスリー アルバ パティシエ／髙坂沙希さん）
「ゴマが香るサクサクした食感と、ユズの風味が合わさっていて、抹茶とも相性が良くてとてもおいしいです。お花も付いているので、かわいらしさもあると思います」
スタンプを押してもらい、今回の「アートでふらっと倉敷」は終了です。
アート施設と限定スイーツが楽しめる「アートでふらっと倉敷」は12月1日（日）までです。
