さぬき市の大川広域消防本部の消防司令(57)が、休職中だった20代の職員の妻に対して、職員の退職を勧めて精神的苦痛を与えたなどとして、減給10分の1 1カ月の懲戒処分(10月31日付)を受けました。
大川広域行政組合によりますと、消防司令は部下の男性職員(20代)が心的ストレスで休職する際、その手続きについて相談をしていた職員の妻に対し、2023年12月から24年5月にかけて、職員の退職を勧めたとも取れる説明を行いました。
また、職員が病院を受診する際に自分の同席を繰り返し要求し、職員の妻に大きな精神的な苦痛を与えました。
消防司令は「配慮や説明が不十分だった」と反省しているということです。
また、消防司令の上司にあたる消防長(59)も適切な指導と指示を怠ったとして、減給10分の1 1カ月の懲戒処分を受けました。
消防本部を管理・監督する立場の大川広域行政組合の上村一郎管理者(東かがわ市長)は「管理職の資質向上に向け研修などを行い、再発防止に務めたい」と話しています。