生後2カ月の長男の遺体を自宅に放置した疑いで11日に逮捕された津山市の夫婦が12日、送検されました。逮捕前、夫は「助けてほしい」と知人にメッセージを送っていました。
死体遺棄の疑いで送検されたのは、津山市上河原の無職の男(25)と妻で無職の女(22)です。
警察によりますと2人は共謀し、何らかの理由で9日ごろに死亡した生後2カ月の長男の遺体を11日まで自宅の部屋に放置した疑いが持たれています。
警察によりますと2人は容疑を認め、「どうすればいいか分からなかった」などと話しているということです。
男は逮捕前の10日未明、「子どもが亡くなった」「助けてほしい」などとSNSを使って知人の男性に連絡していました。その後、知人の男性は男と連絡が取れなくなったため、警察に通報したということです。
長男の遺体に目立った傷はなく、警察は13日に司法解剖を行い、死因などを調べる方針です。
また、津山児童相談所は10月中旬、外部からの通告を受け職員が2人の自宅を訪問していました。
その際、長男と1歳の長女が安全であることを確認したということです。