高松海上保安部は、2024年の香川県内海域の海難事故の発生状況(速報値)をまとめました。それによりますと、船舶事故は36隻(前年比21隻減)、人身事故の被害者は40人(前年比3人減)で、ともに前年よりも減りました。
人身事故のうち、死者・行方不明者はあわせて14人で、前年より5人減りました。最も多いのは自殺でした。
船舶事故を起こした船36隻は過去10年で2番目に少ない数字です。内訳はプレジャーボートが22隻(前年比3隻増加)と最も多く、次が漁船の9隻でした。
事故の種別をみると、機関故障や燃料欠乏などの「運航不能」が15隻、衝突が8隻、乗り揚げが7隻などとなっています。
高松海上保安部では、整備事業者による船舶の定期的な点検整備や出航前の検査、それに見張りの徹底を重点的に呼び掛けていくとしています。