岡山県備前市の山中に24歳の女性の遺体が遺棄されていた事件です。女性の死因は首を絞められたことによる「窒息」だったことが分かり、警察は「他殺」と断定し、捜査を進めています。
この事件は17日午後6時半ごろ、備前市の山中の道路沿いで瀬戸内市の女性（24）の遺体が毛布を掛けられた状態で見つかったものです。
警察によりますと女性は16日の午後10時30分ごろ、家族に「友達が近所まで来ている すぐに帰る」と言って歩いて自宅を出ました。
そして、午後11時20分ごろ、女性の携帯から110番通報があり、女性の声で「当て逃げされた」と告げた後、男女が争う声が10分ほど続き、一方的に電話が切れました。
警察は19日の司法解剖の結果から女性の死因は首を絞められたことによる「窒息」だと発表しました。死亡推定時刻は110番通報から約40分後の17日の午前0時ごろとみられています。
女性の首にはひものようなのもので絞められた痕があり、体には複数の打撲のあとや頭からの出血もあったということです。
捜査関係者によると瀬戸内市内の河川敷から女性もののサンダルと、携帯電話が見つかりました。
女性は発見当時靴を履いておらず、このサンダルと携帯電話は女性のものとみられています。
また、17日の午前11時ごろ、女性の知人の30代の男性が、玉野市の自宅で死亡しているのが見つかりました。警察は自殺の可能性があるとみています。
この男性の車のボンネットにはへこみがあり、車内からはひもや血痕が見つかったということです
警察は血痕のDNA鑑定などを行うとともに、この知人男性が女性を殺害した可能性があるとみて事件との関連を調べています。
