新見市の高齢者から現金をだまし取ろうとしたとして、名古屋市の無職の男（19）が30日、逮捕されました。
警察によりますと、男は別の複数の人物と共謀し、新見市の無職の女性（91）から現金をだまし取ろうと考えました。
10月26日から30日までの間、別の複数の人物が女性の息子などになりすまして女性に電話し、「株で儲けた分の税金が払えないから代わりに払ってくれないか。自分では取りに行けないから弁護士が取りに行く」などとうそを言いました。
そして男が30日、弁護士になりすまして女性から現金500万円をだまし取ろうとした疑いが持たれています。
岡山県で特殊詐欺事件が多発していることから警察が警戒していたところ、女性の自宅近くで不審な動きをしていた男を発見しました。任意同行したところ、容疑を認めたことなどから逮捕しました。
警察の調べに対して男は「現金をだまし取ろうとしたことに間違いありません」などと話しているということです。
警察は、いわゆるトクリュウ、匿名・流動型犯罪グループの犯行で、男は受け子とみて調べています。
