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瓦町FLAGが開業10周年「変化と課題」は 空き店舗多い印象も…より生活者に選ばれる施設へ 高松市

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 高松市のことでん瓦町駅に直結する駅ビル「瓦町FLAG」が2025年10月、開業10周年を迎えました。この10年での変化や課題は。

(テープカット[2015年10月23日])
「瓦町FLAGグランドオープンです」

 2015年にオープンした商業施設「瓦町FLAG」。そごう、天満屋と百貨店が2度撤退し、にぎわいづくりが求められる中、オープンしました。

 瓦町FLAGは2025年10月23日で10周年を迎えました。しかし課題も……。

(荻津尚輝リポート)
「瓦町FLAGの5階です。埋まっている区画がある一方で、こちらは空き店舗。その奥も暗くなっています。空き店舗で寂しい印象です」

 オープン以降2019年度末まで空き店舗率は約7%で推移していましたが、コロナの影響などもあり、2023年度には約10%に増加。現在も約7%が空いています。

(瓦町FLAG/西山公章 支配人)
「新型コロナ中は物販テナントの撤退が相次いだので、そこで一気に下がった。1つでも空くということは残念な話」

 西山支配人は、7%という数字以上に「空き」が多い印象を利用者は受けているのではと考えています。

(瓦町FLAG/西山公章 支配人)
「5階はまとまって空いております。まとまって空いていると、フロアがというよりも瓦町FLAGに空きテナントが多いというイメージを持たれる方が少なからずいらっしゃると思います」

 物販エリアは、開業時は7階まででしたが、現在は5階までに縮小しました。6階と7階は塾やオフィスなど物販ではない業種で全区画が埋まっています。

(瓦町FLAG/西山公章 支配人)
「塾が非常に増えております。駅ビルの中にあるというところが保護者の方にとっても非常に安全安心というところから支持されている」

 2025年8月には地下に最新の厨房機器やキッチンスタジオ、若手料理人のチャレンジキッチンなどを備えた「食」の複合施設もオープンしました。

 ビル全体の利用者数や売り上げは回復傾向だということです。

(高松市/大西秀人 市長)
「利便性の非常に高い地域にあるビルなので、より活用して今後とも大いににぎわっていけたら」

 高松市はこのエリアを交通の要所と捉え、ことでん瓦町駅地下の駐車場の拡大を検討しています。

 街の中心に位置し、ことでんの駅に直結した瓦町FLAG。これまでの教訓を生かし、より生活者に選ばれる施設になることが期待されます。

(瓦町FLAG/西山公章 支配人)
「物販が主という性格のビルではもうなくなっていると思います。開業時と比べると。サービス系のオフィスや塾の需要が少なからずこれからもあるというところでは、『コト』の消費のために瓦町FLAGを選んでもらえるようにしていきたい」

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