高松空港にある見送り用の電話。1989年12月、現在の高松空港が開港した時に、この電話が置かれました。それから多くの人がこの受話器から見送りの言葉を送っています。ゴールデンウィークに香川を訪れた大切な人たちへ、どんな言葉を伝えたのでしょうか。
(おばあちゃんと子ども)
「また遊びに来てね。お利口にしててよ」
「頑張って(保育園)行ってね。ばぁばも頑張るからね」
ゴールデンウィーク終盤、5日の高松空港。午前6時ごろからUターンなどで旅立つ人の姿がありました。
多くの人が集まる出発ロビー、その一角では……
(単身赴任のお父さんを見送る子どもたち)
「ばいばーい」。
ここは、”ガラス越し”に最後の言葉を送る場所。
(横浜に住む孫2人を見送る男性)
「もしもし、あなたはどなたですか? あ、リクさんですか~。ルイ君いますか? あ。ルイ君いた! なんで分かったのって言われてもね、それはね、ルイ君に会いたかったからだよ」
(横浜に住む孫2人を見送る男性)
「今年は中野うどん学校に行って、一緒に踊ってうどんこねてもらったり。なかなか楽しんでくれて良かったです。楽しみに待っていた分、帰るときはやっぱり寂しいですよね。やれやれという思いもちょっとありますけど、とはいえ、いなくなるのはやっぱり寂しい」
(ひ孫の見送りに来た2人)
男性「大きくなってよ、ゆうすけ」
女性「また帰ってきてよ。待っちょるからね。またおもちゃ買おうね。ありがとう言うて、かわいい」
数十分前には、お土産売り場でおもちゃを買ってもらっていました。両手に香川の思い出が……。お見送りにはいとこも。
「(Q.この二人はいとこ?初めて会ったわけではない?)初めて。今年というか、生まれて初めて」
「トミカで遊んだな。やっぱ向こうがお兄ちゃんなんで、優しかったです。優しく遊んでくれました」
(海上自衛隊の弟の見送る男性)
「(Q.見送りの相手は……制服?)あ、弟です。海上自衛隊です。このゴールデンウィーク中、誕生日やって19歳になりました」
「(Q.お兄さんからプレゼントは?)服を。普段使えるようなやつにしました。うれしそうでしたね」
そんな兄の見送りの言葉は……
「じゃあね。頑張って」
(海上自衛隊の弟の見送る男性)
「(Q.恥ずかしくなければ、もっとどんな言葉をかけたかったですか)今からの3カ月間くらいは、ハードワークになるというのを聞いているので、諦めずに最後まで頑張っていただきたいなと思います」
「(Q.直接言うのは……)恥ずかしい! (笑)」
この場所で35年以上続く見送りの形。
(見送りに来た女性)
「これはもう旅の思い出として絶対必要かなと。あえてこれで電話するのでちょっと楽しむみたいな」
見送りの言葉に背中押され……飛行機が離陸します。
(2026年5月7日放送「News Park KSB」より)