Park KSBアプリに寄せられた疑問をもとにお伝えする「みんなのハテナ」。今回のテーマは「大麦・もち麦」です。視聴者のみなさんからは、「白米と比較した栄養価は?」「ダイエットに効果的って本当?」などの疑問が寄せられました。専門家に聞いてきました。
農林水産省によると、私たちが主に主食として食べるコメを「うるち米」、赤飯などに加工して食べるコメを「もち米」と分類しています。これと同じように大麦の場合、粘りの少ない「うるち性」と、粘りの強い「もち性」に分け、「もち性」の大麦のことをまとめて「もち麦」と言うそうです。
弘法大師・空海の誕生地の善通寺市。ここで生まれた「讃岐もち麦 ダイシモチ」は毎年、5月に実りの時期を迎えます。
5月中旬、番組でも地元の子どもたちが収穫体験したニュースをお伝えしました。
この「ダイシモチ」を市を代表するブランド産品へと導いたのが、善通寺市農地管理公社の高畑 強 事務局長です。
もち麦の特徴とは?(備前市 月桃 48歳 他)
(善通寺市農地管理公社/高畑強 事務局長)
「香川県の冬場は非常に雨が少なくて温暖なので麦づくりに適したところなんです。古くから麦づくりが盛んなところなんです。そんな善通寺市内で、1997年に、非常に倒れにくく品種改良された大麦が誕生しました」
善通寺市吉原町にある高畑精麦は、大麦の外皮やぬか層を削り取り、食用や加工に適した白い粒に仕上げる「精麦」に試行錯誤を重ねました。そして、大麦を1割5分ほど削っておいしく食べられる状態にしたんです。
これにより、この大麦を白米に混ぜて炊くだけで、おいしく食べられるようになりました。
ダイシモチは粘り気が強く、熱を加えると、もちもちとした弾力性が生まれます。
(記者リポート)
「それでは讃岐もち麦ダイシモチの入ったご飯を頂きます。プチプチっといったこの食感が楽しいですね」
白米に約2割大麦を混ぜています。もちもちとした食感に加え、しっかりとした大麦のうまみと甘みがあるそうです。
「白米と比較した栄養価は?」(岡山市 にこにこ 54歳 他 )
(善通寺市農地管理公社/高畑強 事務局長)
「もち麦の良いところは食物繊維が豊富に含まれているところです。白米の30倍と言われています。中でも食物繊維の一種で水溶性の『β-グルカン』が多く含まれているところです。これが内臓脂肪を減少させたり、食後血糖値の上昇を穏やかにしたり、おなかの調子を整えると言われています」
ただし、「もち麦」は繊維質が多く、消化に時間がかかります。腸が弱い人は、消化不良やお腹に張りを感じる場合がありますので、少量から食べ始めるとよいそうです。
また善通寺市の地域商社「まんでがん」ではダイシモチを使った商品開発をしています。カレー、うどん、バームクーヘンパン、焼酎などもあります。
小麦を使う飲食品は、大麦で代用でき、もちっと、しっとりした食感に人気があります。
(まんでがん/村田未来さん)
「全国的に広がって、『もち麦と言ったらダイシモチ麦だよね』という声が聞こえたらとてもうれしいです」