海外からの観光客が増える中、外国人に岡山県倉敷市で結婚式をしてもらおうという取り組みを地元企業が進めています。
和装姿でバッチリときめるカップル。シンガポール人のラッセルさん(31)とナターシャさん(31)です。2027年に控える結婚式を前に、「前撮り」として倉敷市の美観地区を訪れました。
(シンガポール人/ラッセルさん)
「(Q.美観地区での前撮りは?)川が流れている景色がとても素敵。(Q.初めての和装は?)すごくいい、(妻の)メイクがいい」
2人が倉敷市での前撮りを決めたのは、ラッセルさんが日本のアニメが好きなことと、写真家が見せてくれた倉敷市の写真がきっかけだったそうです。
この2人のように、外国人が日本で結婚式や前撮りなどをする「インバウンドウエディング」がいま全国的に増えているということです。
今回2人の前撮りを企画した倉敷市のウエディング会社「サムシングフォー」も手ごたえを感じています。
(倉敷でウエディング事業を展開 サムシングフォー/岸本裕子 代表)
「インバウンドの海外からの観光客がすごい増えてきている中で、結婚式でここ(倉敷)を訪れたいという方も増えてきた」
婚姻数が減り国内市場が縮小する中、サムシングフォーは2024年ごろから海外向けの提案を強化。9月にはオーストラリアのツアー会社向けに体験ツアーを開催しました。
参加者からは、倉敷ならではの文化的な体験とともに結婚式ができるという点が国際的に受け入れられる可能性があると高い評価を受けました。
「日本ブライダル文化振興協会」によりますと、インバウンドウエディングの2025年の推定市場規模は約2610億円。それが2035年には約5800億円に成長すると見込んでいます。
サムシングフォーでも2027年以降、年間50組を目標に海外からの結婚式を受け入れたいとしています。
(倉敷でウエディング事業を展開 サムシングフォー/岸本裕子 代表)
「長くこの仕事をやっているけど、こうして世界から結婚式をする街として訪れてくれることに喜びを感じている」
(シンガポール人/ナターシャさん)
「実際に来てみたら人も優しいし楽しい経験だったので、みんなにシェアしていきたい。晴れの日が見られなかったので、もう1回晴れの日に訪れたい」