香川県出身で、日本のモダンアートを代表する洋画家・猪熊弦一郎(1902-93)の個展が、アメリカのニューヨークの美術館で開かれています。
ニューヨークにあるジャパン・ソサエティー(JS)ギャラリーと、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)が共同企画したもので、2027年1月10日まで開かれています。
猪熊弦一郎は1955年、制作の拠点をニューヨークのマンハッタンに移しました。個展では、猪熊がマンハッタンで過ごした約20年の間に制作された作品に焦点を当て、ニューヨークの建築や都市景観に刺激を受けながら独自表現を獲得した過程をたどるということです。
また、絵画だけでなく、1950年~60年代に猪熊が撮影したマンハッタンの建築や日常などを記録した写真なども展示されています。
MIMOCAの副館長でチーフキュレーターの中田耕市さんは「MIMOCAが所蔵する猪熊弦一郎の作品が、かつて猪熊自身が20年間暮らしたニューヨークに里帰りすること、私たちにとって長年の念願でした。この展覧会が、世界中から訪れる人々に猪熊の魅力を知っていただく機会となり、作品とその精神を未来へ伝えるMIMOCAにも関心を寄せていただくきっかけになれば、と願っています」とコメントしています。