コロナ禍や米中対立の影響で、中国に住むアメリカ人は大幅に減っています。その中でも、中国に残りインフルエンサーとして活動する男性にアメリカ大統領選挙について聞きました。
中国在住のアメリカ人 ジェイソン・スミスさん 「私が中国に来た12年前はアメリカは中国について考えていなかった。レーダーに映っていなかったんだ」
中国在住のアメリカ人、ジェイソン・スミスさんは中国で5万人のフォロワーを持つインフルエンサーです。
大統領選については内政が主な争点で、どちらの候補が勝っても中国との対立路線は変わらないとみています。
ジェイソン・スミスさん 「ハリスは現在アメリカの副大統領でトランプはかつてアメリカの大統領だった。過去10年の流れをみれば(米中対立路線は)変わらないでしょう」
また、アメリカが進めるデカップリング政策には否定的な考えです。
ジェイソン・スミスさん 「誰が消費者で、誰が顧客なのか、中国だ。アメリカが中国からの供給を断つとすれば自分を傷付けるだけだ。アメリカの大学に行く中国人は減り、中国で働くアメリカ人も減っています。私たちはより多くの人が出会い、握手を交わす関係を再現する必要があります」
どちらが勝っても対立継続が予想されるなか、スミスさんは人的交流の復活こそが衝突を避ける道だと主張しています。