5日、国連が定めた「世界津波の日」を迎えるのを前に、国土交通省は4日、南海トラフ地震を想定した大規模な防災訓練を和歌山市などで実施しました。
訓練は、地震や津波に対する知識の普及などを目的とし、「最大震度7、マグニチュード8を超える規模の南海トラフ地震が発生した」という想定で行われました。
港周辺で倒壊した家屋などからの救命や救出手順を確認したほか、海では津波で流された人を船舶で捜索し、上空からは、ヘリによる被害情報の収集などを行いました。
南海トラフ地震が発生した場合、高さ8メートルから20メートルの津波が紀伊半島の沿岸部に押し寄せ、和歌山県内ではおよそ7万2000人の被害が見込まれています。