ガザ地区などで支援にあたるUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の活動を禁止する法案を可決したイスラエルがUNRWAとの協定解消を国連に通告しました。
イスラエルの外務省は4日、1967年以来定めてきたUNRWAとの協定を解消すると国連に正式に通告したと明らかにしました。
そのうえで「人道支援をする組織との協力は続けるが、我々に対するテロを助長する組織とは協力しない」と強調しています。
イスラエルは去年10月のイスラム組織「ハマス」の奇襲にUNRWAの一部の職員が関与していたと主張していて、今年10月28日に開かれた議会でイスラエル国内での活動を禁止する法案を賛成多数で可決しました。
ガザ地区での人道状況がさらに悪化することが懸念されます。