コロナ関連の補助金1億6000万円余りを不正に受給していたと会計検査院に指摘された病院の理事長がANNの取材に応じ、「公金に対する考えが甘かった」として返金する意向を示しました。
愛知県の「いまむら病院」はコロナの感染拡大時に実際には納入されていなかった陰圧装置についての虚偽の納品書を提出していたなどとして、合わせて1億6642万円の補助金を不正に受け取っていたと認定されました。
会計検査院の指摘に対し、今村洋史理事長は「注文した物品とは異なる品番のものを業者が納入していたが、患者対応に追われチェックが十分にできていなかった」などと説明しました。
また、「公金に対する考えが甘かった」と謝罪したうえで、不正金額が確定したら速やかに返金する考えを示しました。