視聴者の皆さんの疑問に答える「みんなのハテナ」です。毎年、立冬の日は新米で作ったおせんべいなどをこたつに入りながら食べてもらおうと「あられ・おせんべいの日」となっています。2024年は、11月7日です。今回のハテナはおせんべいなどに関する疑問を募りました。
今回、訪ねたのは、1929年創業で福岡県に本店がある「もち吉」です。おせんべいやあられ、おかきなど、米を使ったお菓子を数多く販売しています。
おかき・あられ・おせんべいの違いは?(津山市 なんばりん 56歳)
(もち吉 高松店/蝉川寿子 店長)
「まず、せんべいは普段食べているご飯の材料である『うるち米』になります。あられとおかきはもちとか赤飯の原料である『もち米』になります」
そう、ズバリ「使われている米の種類」が違うんです。
さらにもち米で作られるものの中で大きいサイズが「おかき」、小さいものが「あられ」と呼ばれています。
ちなみに、おせんべいの硬さはこの使われている米の状態によって決まるそうです。米を粉の状態にした時の粒が粗いと「かたい」おせんべいに、細かいと「ソフトな」おせんべいになるそうです。
サラダ味ってなんの味?(善通寺市 えみころ 45歳)
(もち吉 高松店/蝉川寿子 店長)
「サラダ味は実は『塩味』です」
サラダの味ではなく塩味なのですが、ではなぜ「サラダ」なのでしょうか。
(もち吉 高松店/蝉川寿子 店長)
「表面にサラダ油を塗って塩を振って味付けしているからなんですね。塩を振っただけでは味がつかないのでサラダ油を塗って塩が付くようにしています。(Q.塩が落ちないように?)そうです」
蝉川さんによると、この「サラダ味の謎」はよくお客さんにも聞かれるそうで、答えを伝えるとみなさん驚くそうです。
「湿気から守るにはどうしたらいいの?」(丸亀市 khじいちゃん 63歳)
(もち吉 高松店/蝉川寿子 店長)
「密閉容器や乾燥剤を使うといいです。密閉容器はよくあるジップロックですとか、(せんべいが入っている)缶で保存していただくと長持ちします」
大切なのは、「空気に触れさせないこと」だそうです。保存する時は、商品に入っている乾燥剤も一緒に入れるとより長持ちします。
ちなみにもし湿気を含んでしまったら、電子レンジで加熱すると食感が戻ることがあるそうです。トースターやフライパンで加熱するのも効果的とされています。
(もち吉 高松店/蝉川寿子 店長)
「せんべいは年配の方もお子様もおいしく食べていただけると思いますので、家族団らんでみんな一緒に召し上がっていただけたらいいなと思います」
もち吉高松店では、11月20日から4日間、期間限定の商品が販売される秋の大感謝祭が開かれます。
おいしいおせんべいでほっと一息ついてみませんか?