アメリカの原子力空母「ジョージ・ワシントン」が9年ぶりに神奈川県の横須賀基地に再配備されました。大規模な改修で最新戦闘機の搭載が可能となりました。
22日、横須賀に到着した原子力空母「ジョージ・ワシントン」には最新鋭戦闘機「F35」のなかでも空母での使用に適した「F35C」が14機程度、搭載されるとみられています。
日本には、すでに航空自衛隊の「F35A」、在日アメリカ海兵隊の「F35B」が配備されていて、今回「F35C」が国内に配備されたことで最新型ステルス戦闘機「F35」シリーズがそろったことになります。
式典に参加したアメリカのエマニュエル駐日大使は「ジョージ・ワシントンの任務は日米でさらに協力して能力を統合していくこと」「空母の役割は変わる。だがそれは政権交代によってではない。地域の脅威によって変わる」と述べました。
また、中国の軍備拡張や北朝鮮のICBM(大陸間弾道ミサイル)発射にも言及し、「一日も休める日はない」と話しました。
そのうえで、「この空母は日本の安全保障などインド太平洋地域の安定への貢献を具体的に示す」と強調しています。