鳥インフルエンザが急速に発生している状況を受け、農林水産省は都道府県に対して衛生管理の徹底を呼び掛ける緊急会議を初めて開催しました。
江藤農水大臣 「令和4年シーズンのように鳥インフルエンザが大量発生すればですね、卵の需給や価格、国民の皆様方の食卓にもですね、大変な影響を及ぼすことがあります」
鳥インフルエンザは先月17日に最初の陽性が確認されてから今月20日までに8つの道県で10の事例が発生し、約121万羽の鶏が殺処分されています。
農水省は鶏舎を換気する際に水をまくなどし、ほこりが舞うのを防ぐ新たな予防措置を求めました。
また、外部業者によるウイルスの持ち込みを防ぐため、不要不急の鶏舎の工事を控えるなどの対策を呼び掛けました。
今年の発生ペースは過去最大となった2022年に匹敵する勢いで、卵の価格上昇が懸念されています。