大分市で時速194キロで車を運転し死亡事故を起こしたとして、男が危険運転致死罪に問われている裁判の判決が28日午後、言い渡されます。大分地方裁判所前から報告です。
(江藤祐介アナウンサー報告) 裁判の争点は時速194キロで運転する車による死亡事故が危険運転致死の罪にあたるかどうかです。
2021年2月、大分市の県道で当時19歳の男が時速194キロで運転する車と交差点を右折していた車が衝突し、小柳憲さん(当時50)が死亡しました。
被告側は「過失運転致死にとどまり、危険運転致死罪にはあたらない」と一貫して主張しています。
一方で、検察側は懲役12年を求刑しました。
判決を前に27日、死亡した男性の姉が「どちらになっても家の中は変わらず弟は帰ってこない。判決はこれからの交通死亡事故を考えることのひとつになる」と話しています。
判決は午後3時に言い渡されます。