10月の有効求人倍率は1.25倍で、前の月から0.01ポイント上昇しましたが、長引く物価高騰の影響で求人が出せない状況が続いています。
厚生労働省によりますと、仕事を求める人1人あたりの求人数を示す10月の有効求人倍率は1.25倍でした。
前の月を0.01ポイント上回り、2カ月連続で上昇に転じたものの、ほぼ横ばいです。
一方で、前の月から新たに受け付けた求職の申込件数は2.2ポイントのマイナスで、転職よりも今の企業で安定したいと考える人が増えている傾向がみられます。
厚労省は「物価高騰の影響がどの業界にも続いている。今後の動向を注視していく」としています。