世界でプラスチック汚染をどう防いでいくかを巡って、韓国の釜山で開催していた国際会議は各国の隔たりが埋まらず、条約案の合意を来年に先送りすることが決まりました。
深刻化するプラスチックによる環境汚染を防ぐため、世界で初めての条約をまとめる国際会議が韓国の釜山で行われました。
各国のプラスチック生産量を規制する案について多くの国が賛成する一方、産油国などが反対しました。
議長案で生産規制をするかどうか両論を併記して理解を求めるなど、2日未明まで議論が続けられましたが、各国の思惑が入り乱れて一致点は見いだせませんでした。
このため、今回での合意は断念し、来年の会合へ先送りすることが決まりました。