衆議院では2日午後から、石破総理大臣の所信表明演説に対する代表質問が行われ、論戦がスタートします。
(政治部・笠井美来記者報告) 質問は、立憲民主党と国民民主党などが行い、政治改革と経済政策が大きな争点となります。
立憲は、改革の本丸は企業・団体献金の禁止だとして、石破総理に実現を迫ります。
ただ、自民側は慎重姿勢を崩していないほか、国民民主は、政治団体の献金が残れば抜け道になるなどと批判し、野党協議には参加していません
立憲民主党 大串代表代行 「野党案をまとめていきたいと思いますので、協力していただけるような方向を探していこうと」
一方、国民民主は「103万円の壁」を見直し、178万円まで引き上げるよう求めます。
ガソリン減税も主張するなど、要求のハードルは下げない構えです。
国民民主党 古川税調会長 「どれくらい私たちの主張が受け入れられるか、(受け入れ)られないか、それによって私たちとしての税法に対する賛否の判断をする」
野党側は選挙で示された民意を背景に強気ですが、どこまで与党から引き出せるかその責任も問われる国会になります。