シリアの反体制派の武装勢力は先ほど、首都ダマスカスを制圧したという声明を出しました。アサド大統領が首都を離れたとの情報もあります。
中東のテレビ局アルジャジーラは、反体制派の武装勢力がダマスカスの中心部や国際空港に入り、一部で衝突も起きていると伝えました。
反体制派の武装勢力は先ほど、首都ダマスカスを制圧したという声明を出しました。
ロイター通信はシリア軍当局者の話として、アサド大統領が行き先不明の航空機で首都を離れたと伝えたほか、目撃者の話として、ダマスカス中心部の広場では市民数千人が反体制派の到着を祝っているとも伝えています。
アサド大統領が政権を失えば1971年に現在のアサド大統領の父、ハーフェズ・アサド氏が大統領になって以降、半世紀以上続いたアサド家による統治が終焉(しゅうえん)することになります。