中国の国家統計局が11月の経済状況を発表しました。9月末以降に相次いで打ち出した対策の効果を強調し、2024年の目標達成に自信を示しています。
国家統計局が発表した11月の消費の伸びは前年同期比でプラス3.0%と、前の月の4.8%より伸び率は下がりました。
ただ、統計局は「買い替え政策の影響もあり、9月以前よりは大きく改善している」と主張しています。
また、1月から11月までの不動産開発投資は前年と比べマイナス10.4%と大幅に下落していますが、11月の新築の不動産価格が10月より上昇した都市は10カ所増えて17都市となりました。
統計局は住宅ローン金利の低下など対策の効果を強調していて、「5%前後」とする2024年の成長率目標は「順調に達成される見込みだ」と自信を示しています。