年の瀬の恒例行事です。岡山県倉敷市の大原美術館で大掃除が行われました。
倉敷美観地区にある大原美術館本館には約80点の作品が展示されています。学芸員は世界的な名画に傷がつかないように床と壁にクッションを置いて、2人がかりで慎重に作品を下しました。
モネの「睡蓮」の額などについたほこりなどを職員がゆっくりと丁寧に取り除きました。
(大原芸術財団 研究部/塚本貴之 学芸員)
「作品にとっては多くのお客様とこの1年を通して出会っていただいた、そのねぎらいの気持ちも込めながら一点一点、作品のほこりを払うっていう、1年のけじめとしても大事な日として思っています」
大原美術館によりますと、2024年度の来館者数は2023年度並みの約23万人を見込んでいるということです。
(大原芸術財団 事業部/藤田文香 部長)
「来年は大阪の万博もありますし瀬戸芸もありますから、いろんなお客様が本当に国内、国外からたくさん来てくださるんじゃないかというふうに思っております。いろいろな取り組みをしていきたいなというふうに思っています」