大雪で「弘前城」が破損する被害が。さらに、7日夜から襲来する最強寒波にも警戒が必要です。
■「弘前城」損壊 雪で倒木直撃
雪の重みによって根元から折れた高さ20メートルの大木。直撃した2階部分のひさしと壁が破損しました。
被害に遭ったのは1610年に建てられたとされる弘前城のやぐらです。国の重要文化財に指定されています。
それが異例の大雪によって大きく傷付きました。
雪が解けるまで作業ができず、復旧のめどは立っていないといいます。
弘前市公園緑地課 福井流星主査 「弘前市を代表するような建造物で、そういったものが破損したのは、すごくショックではある」
さらに、別の場所ではシャチホコの尾が折れる被害も見つかっています。
弘前城がある弘前公園では雪による倒木が相次ぎ、広い範囲で立ち入りが制限されています。
雪による被害は、これから拡大する恐れもあります。
日本列島の上空にある今シーズン最強の寒波は7日夕方の時点で西日本にもかかり、8日以降はさらにその範囲が拡大していきます。週の後半には関東までも覆われる見込みです。
すでに西日本の各地で雪が降り始めています。
8日以降は日本海側を中心に警報級の大雪が降る恐れがあります。
さらに、雪に慣れていない地域でも雪への備えが必要です。