三井住友銀行は2026年4月に入行する新卒社員の初任給を30万円に引き上げる方針を固めました。
三井住友銀行の初任給は現在、学部卒業が25万5000円、大学院卒業が28万円で、3年ぶりの引き上げとなります。
学部卒業と大学院卒業の初任給を一本化して30万円に引き上げる方針で、労働組合とすでに合意しているということです。
みずほ銀行が博士課程の新卒初任給を30万円としていますが、それを除けば初任給を30万円とするのは大手銀行では初めてです。
人手不足が続くなか、初任給を大幅に引き上げることで優秀な学生を確保する狙いがあります。
店舗の接客や事務などを担うコース別採用については、初任給を25万円に設定する方針です。
大手金融機関では去年、第一生命が初任給を固定残業代込みで約32万円に引き上げるなど、大幅な引き上げが相次いでいます。
