日本銀行では2日目の金融政策決定会合が行われています。アメリカの関税政策の影響で、利上げは見送られるとみられています。
日銀は経済と物価が見通し通りに上昇すれば、政策金利を引き上げて金融政策を調整する方針です。
春闘で大幅な賃上げが実現し経済の好循環が見えてきたなかで、それに水を差しているのがアメリカの関税政策です。
日銀の幹部からは現在の金融市場について「不安定だ」との声が上がっていて、市場関係者らは、関税政策の影響を慎重に見極めるために日銀が利上げを見送るとの見方で一致しています。
1日午後の植田総裁の会見では、次の利上げに向けてどのような道筋を示すかが焦点となります。