ニュース

万博で魅力発信!香川県が自治体催事でブース出展 伝統工芸品などをPR うどんの食べ比べも

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT


 大阪・関西万博の「自治体催事」で香川県の出展が始まりました。国内外の来場者に香川県の伝統文化や食の魅力を発信します。

 自治体催事が行われているのは万博会場の南西に位置する「EXPOメッセ」です。

 30日からブースを出すのは香川、徳島、和歌山の3県で、香川県の池田知事らがテープカットを行いました。

 香川県のブースは帆船をイメージした作りで、催事の名称は公募で決まった「香川の未来へつなぐ船“せとのかけはし号”」です。

 県内8市9町のブースではそれぞれ自慢の風景の写真や特産品などを展示。市長や町長らも会場を訪れ、来場者に試食を促すなど直接、魅力をアピールしていました。

 目玉企画は、香川県に息づく伝統工芸や地場産業を新たなコンセプトで紹介する共感共創アクション「新鮮工芸」です。

(記者リポート)
「伝統工芸品『丸亀うちわ』はもともと広告媒体として発展してきました。こちらではうちわをさまざまな種類の魚に見立てて展示し、瀬戸内海の豊かさを表現しています」

 東かがわ市の手袋・革製品の加工技術の高さを生かし、ニットや革などで表現した讃岐うどんも。「未来の工芸品」をテーマに子どもたちが出したアイデアをもとにクリエイターと職人の手で作り上げました。

(「綿100%うどん手袋」を制作 イチーナ商品部企画室/稲垣美和さん)
「麺のモチモチ感だったりニットならではの柔らかさっていうのを表現するのにこだわりました。キャッチーなもので注目していただいて、そこきっかけで東かがわを訪れてもらったり興味を持ってもらえたら」

 香川の「食」の魅力も広く知ってもらおうとオリーブ牛などの試食提供も行っています。

(記者リポート)
「讃岐うどんの試食は、県産小麦の新品種『さぬきの夢2023』と、前回、1970年の大阪万博当時の品種の小麦で作ったうどんの食べ比べも行われています」

 ステージで知事や市長、町長らが一斉に食べ比べをするちょっとシュールな一幕も……。

(香川県/池田豊人 知事)
「時代とともに工夫してるんだなぁと思いました。今のうどんは舌触り、食感がやっぱり50年前よりいいなと思いました」

(遠足で訪れたさぬき市の高校生)
「白い方、新しい方は結構のどごしとかがよくて、古い方に比べると50年でうどんもやっぱり進化しているなと思いました」

 開始直後は関係者の方が人数が多かったブースですが、お昼ごろには外国人も含め大勢の人が訪れていました。香川県の自治体催事は5月3日まで行われます。

(大阪から)
「これまで3回くらい香川に行って毎回うどんばっかり巡っちゃってたんで、他のものも今後見てみたいと思う」

(鳥取から)
「いろいろうどん以外にもたくさんあったということが一番思った」

(ロシアから)
「(Q.香川の印象は?)とてもいい場所。『おもてなし』も感じた。日本食が好きで、もちろんうどんも」

(香川県/池田豊人 知事)
「ここを見ていただいた方が、もう一度本当の香川に行ってみたいなと思ってもらえるような、そういう思い出に残るような催事になったらいいなと思います」

関連ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

新着ニュース