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GWは瀬戸芸へ!豊島のおすすめ作品を紹介 赤い糸で包まれた真っ赤な空間 潮風が心地よい作品も 香川・土庄町

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 シリーズでお伝えしているゴールデンウィークに楽しみたい瀬戸内国際芸術祭。今回は香川県土庄町の豊島です。春会期に登場した新作や、体を動かしながら全身で楽しめる作品を紹介します。

 豊富な水に支えられ緑豊かな島、豊島。2025年の瀬戸芸で新作が登場しました。

受け継がれてきたものを未来へ

(篠原茉那リポート)
「古民家の中に入ると赤い糸で包まれた真っ赤な空間が広がっています。昔と今を赤い糸がつなげているようにも感じます」

 豊島で、かつて使われていたそうめんの製造機が3台置かれています。そうめんの製造機は、豊島の人々にとって「もういらないけれど捨てられない大切なもの」。赤い糸を通して、豊島に受け継がれてきたものを未来へつなげていくという意味が込められています。

(小豆島から)
「瀬戸内の元々の文化とアートの融合がすごくいい」

(京都から)
「空間に圧倒されて血管の中にいるというか体内の中にいる感じがしました」

歴史を感じる「3つの部屋」

 続いて、「再び言葉に満ちた部屋」。こちらも新作です。

 空き家の一つ目の部屋「火の部屋」には、ボトルの中に何やら燃え殻が。実はこの燃え殻、空き家の入り口にある、「アボリジニについて書かれた本」を燃やしてできたものです。

 作家「ジェナ・リー」は、アボリジニに関する正しくない情報が書かれたこの本を燃やし、彼女なりにアボリジニについて正しく語ろうとしているそうです。

 また、2つ目の部屋「水の部屋」にはこれも、「アボリジニについて書かれた本」からつくられた波紋のオブジェを床に敷いています。ちなみに、豊島の島民から集められた急須もあります。

 開いている窓から風が抜けて木の葉が、揺れ動く「風の部屋」もあります。

(奈良から)
「昔あったはずの歴史であるとか人のぬくもりみたいなものを感じてすごくジーンとしたりしました」

潮風を浴びながらゆったり

 また、一休みすることができる場所もあります。

(篠原茉那リポート)
「こちらでは、瀬戸内海の潮風を浴びながらゆったりとくつろぐことができます。座ってみると風がとても心地よくてなんだか眠たくなってきました」

 海や空をより身近に感じることができる作品「海を夢見る人々の場所」には、海を眺めながらポーズをとったり写真撮影をしたりする人たちでにぎわっていました。

(オーストラリアから)
「瀬戸内(海)の景色がすごくきれいだと思って、さらにこの作品があってすごく特別な感じ」

体を動かすことができる作品も

(篠原茉那リポート)
「狙っているところと違うところに入った」

 リングが6つあるため、思い思いのルールでバスケットボールを楽しむことができます。

 体を動かしながら、五感を働かせて作品を思う存分、味わうことができる豊島。

(奈良から)
「この島ってすごくほどかれる。日々忙しない日常の中でぎゅっとかたくなっている心であるとか体であるとかがほどかれるような場所かなって」

(兵庫から)
「歴史的な背景とかもいろいろあるとは思うんですけど、すごく総じて豊かな島だなと思いますし、作品を通して自分と対話をする機会になったりとかほどかれると同時に、(豊島から)パワーももらっているなというふうに思っています」

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