栃木県佐野市の神社では参拝客に涼しさを感じてもらおうと、地元の伝統工芸品の鋳物で出来た風鈴を参道や境内に飾り付ける催しが始まりました。
涼しげな音色を響かせているのは、佐野市の伝統工芸品の天明鋳物でできた風鈴です。
夏の暑さを和らげようと唐澤山神社では毎年、この時期に天明鋳物の風鈴を境内や参道に飾り付けています。
1000年以上の歴史がある天明鋳物は独特の肌ざわりが特徴で、ガラスや陶器の風鈴とはまた違った凛として澄んだ音色を奏でます。
風鈴の大きさは直径4センチ、高さ5センチで、金、銀、銅の3色の合わせて約800個が飾られています。
訪れた人たちは風が吹くたびに鳴り響く繊細で美しい音色に、ひと時の「涼」を感じていました。
宇都宮市から来た人 「鈴の音色がすごくすてきで、癒やされました」 「すごくいい音色で癒やされますね。ちょうど涼しくて気持ちいいです」
唐澤山神社 佐野由希子宮司 「年々、暑さが厳しい夏になっていますので、少しでも涼しく感じていただけたら。天明鋳物の風鈴はとても涼やかな音色なので、癒やされる方がたくさんいるので、ぜひ楽しんで下さい」
この催しは来月24日まで行われています。