香川県観音寺市出身の俳優2人が10日、市民と一緒に上演する舞台の練習を始めました。
東京を拠点に活躍する地元出身の俳優、嶋尾明奈さんと廣田琴美さんです。2人は7月、観音寺市の「銭形まつり」で、オーディションで選ばれた市民8人と一緒に「踊らんな!」という舞台を上演します。
香川県の西部「西讃」地区に演劇文化を根付かせたいと、2024年から本格的に地元で活動を始めました。
2025年の舞台は「銭形まつり」がテーマのストーリーです。まつりを前に、実行委員会の企画が盛り上がりません。そこに嶋尾さん演じる「女優」が現れます。都会で活躍している「女優」の役です。
そして25年前、このまつりで初めて行われたミュージカルの存在を思い出し、みんなでまつりの成功に向けて奮闘する姿を演じます。
(オーディションで参加/須見一男さん)
「みんなで対話できることや面白いものを作ろうという熱意を感じたのでそこはいい劇団です」
(オーディションで参加/藤井茂樹さん)
「6公演あるので、全舞台を全力で」
(オーディションで参加/多田羅恵美さん)
「もっともっと観音寺とか三豊にも広がってほしいし、みんなで楽しんでくれたらいいな」
(俳優/廣田琴美さん)
「お客さんが見て笑って楽しいひとときを過ごせる舞台を届けたいと思う」
(俳優/嶋尾明奈さん)
「夏祭りで演劇を見るという、なかなかない機会を味わっていただけたら」
公演は7月19日から3日間、観音寺市のハイスタッフホールなどで1日2回上演されます。