自作のフィッシングサイトを使い、他人の口座から現金をだまし取ったなどとして17歳の少年ら2人が逮捕されました。被害総額は1300万円以上に上るということです。
千葉県内の17歳の少年は去年10月から11月にかけて、SNSで知り合った人の銀行口座から30万円を18歳の男の口座に不正に送金した疑いなどが持たれています。
18歳の男も不正送金と知りながら金を受け取った疑いで逮捕されました。
警察によりますと、少年は本物の電子決済サイトに似せたフィッシングサイトを自作したうえで、SNSで知り合った人に「1円を送金するので受け取ってほしい」などと言ってサイトに誘導し、パスワードなどの情報を抜き取っていたということです。
少年ら2人はSNSを通じて出会った友人とみられます。
17歳の少年は取り調べに対して「覚えていない」と容疑を否認していて、18歳の男は容疑を認めています。
同様の手口による被害は1300万円以上に上るということで、警察は余罪や動機などを詳しく調べています。