ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

【独自】住宅地からわずか30m「公園」に潜むクマを3日連続ドローンで捉える

社会

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT


クマが冬眠するシーズンに入りましたが、番組のカメラは3日連続で、秋田市の住宅街のすぐ裏の公園に潜んでいるクマを捉えました。クマが、人が暮らす街のすぐ近くで、このまま冬眠に入る懸念が高まっています。

■住宅地から約30m「公園」潜むクマ

「うわ、来た来た来た。来たよ。来たよ…」 住宅の脇から出てきたクマ。何かに気づいたのか、くるりと向きを変えます。 (近隣住民)「どこ行った?いた?あれ、あそこにいた…」 これは、おととい28日、秋田市の住宅地で撮影された映像です。 (近隣住民)「もこもこしてるよ、やっぱりここ獣道だな」 「あそこだ、この裏のあれあれ!」 パトカーも駆け付けましたが、すでにクマは姿を消していました。 目撃した人は… (クマの目撃者)「のそのそと歩いて来て、ここはどこなんだって感じで。そしたら立ち止まってこっちに来ないで、そのままゆっくり戻っていって、まだいるはず」

クマが逃げ込んだのは、秋田駅から南に1.6キロの位置にある公園で、周りには住宅地が広がっています。 番組では、この公園で赤外線ドローンを飛ばし、上空からクマの捜索を開始。広場の周辺には木々が立ち並んでいるため、クマの姿は、なかなか発見できません。飛行開始から10分後、カメラが木々の間で動く赤い「熱源」を捉えました。 (山本将司ディレクター)「クマの姿が見えますね。先ほど30分ほど前に住宅街の方で目撃されたクマでしょうか。赤い影が動いているのが分かります。家の裏ですね、住宅街からさほど離れていないところにクマの姿が確認できます」

■「公園」潜むクマ10分以上動かず

しばらくして、クマはピタッと動きを止めました。 (山本将司ディレクター)「クマを見つけてから10分ほど経過していますが、同じ場所から動いていません。日中は寝ているのでしょうか、動かなくなりました」 クマに動きがないことを確認して警察に通報。クマが潜んでいた公園のすぐそばの住民は… Q.すぐそこだったんですよ (近隣住民)「ああ、そうなんですか。こっちの方?怖いな、外に出るの。50年くらい住んでいるけど、そういうの聞いたこと初めて」

■「公園」潜むクマ一時見失うも…

翌日、朝7時から、再びドローンを飛ばします。公園中をくまなく捜索しましたが、午後3時まで、クマの姿を見つけることはできませんでした。しかし、その30分後、すぐ近くでクマの目撃情報が… Q.どの辺りに? 「木の下に、クルミの木なので…」 Q.これですか? 「そうそう」 (山本将司ディレクター)「動いている。間違いないですね。今、頭を上げましたね、クマですね。体長は1メートルは超えていそうですね。何か食べているのでしょうか…同じ位置から動きません」 クマが現れたのは公園近くの福祉施設。クルミの木に飛びつき、登ろうとしますが…下りて何かを探しているようです。 別のカメラには、何かを食べているクマの様子が映っていました。日没が近づき、どんどん暗くなる中、黙々と食べ続けるクマ。警戒する警察は… (警察のアナウンス)「秋田東警察署です。近くでクマが出ています。これから爆竹を鳴らします。大きい音が出ますのでご了承ください」 (山本将司ディレクター)「今、警察によって爆竹が鳴らされましたが、暗くて、クマが移動しているかどうかは見えません」 一夜明けた、きょう30日、再び公園をドローンで撮影すると… (山本将司ディレクター)「午前7時です。昨日夕方、逃げたクマでしょうか、やぶの中に黒い影が動くのが見えます。」 きのう29日に出没した福祉施設から、100メートルほど離れた場所にクマはいました。 (山本将司ディレクター)「今、クマ、動いていますね。やぶの中を移動しているように見えます」 この辺りをねぐらにしているのでしょうか…番組は3日連続で、クマの姿を捉えました。

■“異常出没”クマ生態は?GPS調査

GPSを使ったクマの生態調査を行う専門家は、クマの冬眠について… (兵庫県立大学横山真弓教授)「冬眠というと普通は体温が4℃くらいに落ち込んで、仮死状態になるというのが冬眠なんですが、クマの場合はですね、32℃くらいまでしか体温が下がらないんですね。例えば人が近付いたとかですね、何かクマに危険が及んだような状況になりますと、パッと起き上がることができると、そういった冬眠になります」 GPSを付けたメスグマの12月の動きを見ると、一度冬眠に入った後、“ある行動”に出たといいます。 (兵庫県立大学横山真弓教授)「おそらくその場所の居心地が悪かったんだと思うんですが、また人里を突っ切るような動きをとりまして、向かいの山に行って冬眠場所を探すような形で動いて、最終的にはここで冬眠をしています。子どもを連れていましたのでおそらく2頭分は入れる大きな穴が見つからなかった可能性はあります」 冬眠に入った後も、移動することがあるというクマ。いまも住宅地に出続けているクマはいつ冬眠に入るのでしょうか。 3日連続で秋田市に出没したクマの様子を見てもらうと…。 (兵庫県立大学横山真弓教授)「やっぱり少しちょっと緩慢な動作になってきているので、最後食べ物を探しているのかなという印象はありますが」 Q.緩慢になっているというのは冬眠が近付いているということ? 「そうですね」 人里に根付いたクマの脅威は続くのでしょうか。 (兵庫県立大学横山真弓教授)「多くのクマはやはりもともと自分が生活していたエリアに戻って、その近くで冬眠するはずなんですけれど、このあたりが過ごしやすい場所という学習をしてしまっていたとすると、そのあたりで冬眠する場所を見つけようとしてしまう可能性はあるかなと思います。やはり使われなくなった倉庫、空き家、そういったところに入り込まれないようにしていく必要があるかなと思います」

11月30日『有働Times』より

関連ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

新着ニュース