2025年2月に岡山県備前市の当時の市長らが政治資金規正法違反の疑いで書類送検された事件で、岡山地方検察庁は一部に虚偽記載があったと認めた上で不起訴処分にしました。
備前市の吉村武司前市長と後援会の会計責任者だった女性ら3人は、前市長やその関係者が代表を務める政治団体の2020年と2021年の政治資金収支報告書に虚偽の記載をし、岡山県選挙管理委員会に提出したなどとして、2025年2月に書類送検されました。
岡山地方検察庁は2021年の報告書の一部について、吉村前市長らの虚偽記載を認定した上で諸般の事情を考慮し、28日付で起訴猶予の不起訴処分としました。
その他の部分については嫌疑不十分で不起訴処分としました。