神奈川県警のトップがストーカーなどに関する逮捕が顕著に増加していると明かしました。要因として、被害者の安全確保最優先という姿勢が浸透したことをあげ、「引き続き取り組んでいきたい」と語りました。
今年10月に着任した神奈川県警の今村剛本部長は年内最後の定例会見で、ストーカーやDVに関する逮捕が顕著に増加していると明らかにしました。
川崎市でストーカー被害を訴えた女性が殺害された事件に関する検証結果報告書が公表された9月から11月までの間、ストーカー規制法違反での逮捕が去年の同じ時期の2件から13件に増え、刑法犯などでの逮捕が78件から188件に増えたということです。
また、ストーカー規制法に基づく禁止命令の件数は17件から74件に増えました。
今村本部長は要因として、関連する相談件数が増加している点と各警察署において被害者の安全確保最優先という姿勢が浸透した点をあげました。
来年に向けて「引き続き被害者の安全確保最優先で取り組んでいきたい」としました。