半導体の製造などに使われるレアメタルの一種「ガリウム」について、三菱商事がカザフスタンの政府系企業と調達契約を結んだことが分かりました。
ガリウムはEV=電気自動車やデータセンターのパワー半導体などに使われる素材で、世界の生産の9割以上を中国が占めています。
三菱商事の完全子会社「三菱商事RtMジャパン」は16日、カザフスタンの政府系金属資源会社「アルミニウム・オブ・カザフスタン」と「ガリウム」の調達契約を締結しました。
アルミや亜鉛の製錬過程でとれることから現地に回収施設を建設し、来年7月から9月をめどに日本での年間使用量のおよそ1割にあたる年平均15トンの生産を計画しています。
また、全量を日本に輸出するということです。