衆議院選挙で各党は何を訴えどう戦っているのか、シリーズでお伝えします。28日は自民党と日本維新の会、そして中道改革連合です。
高市さんは“総理の顔を選ぶ選挙”だとして、自身の進退をかけて臨んでいます。
自民党 高市早苗総裁 「重要政策と政権の枠組みが変わったんですから、まず国民の皆様にご信任をいただきたい」
公約には「責任ある積極財政」に加えて、自民党内に慎重論も根強い「2年間の食料品の消費税ゼロ」などを盛り込んで「高市カラー」を押し出します。
ただ、公明票という塊を失い、支持基盤の弱い若手からは「高市人気だけでカバーできるのか」と不安の声も漏れてきます。
外国人政策や、選択的夫婦別姓に代わる旧姓の通称使用の法制化などを盛り込んで、参政党などに流れた保守票をつなぎ止めたい考えです。
日本維新の会 吉村洋文代表 「なぜ日本維新の会が入ったか。アクセル役です。エンジン役です。推進力です」
政権与党として初の国政選挙を戦う日本維新の会は、政策実現の「アクセル役」だと強調し自民党との差別化を図ります。
肝いりである大阪都構想の実現を念頭にした「副首都」の法制化や、社会保障制度に切り込むなど改革路線を強調しています。
ただ、小選挙区では自民と維新が競合する選挙区が80を超えていて、共倒れすることへの懸念があり高市総理の応援演説のスケジュールにも神経をとがらせています。
中道改革連合 野田佳彦共同代表 「暮らしをど真ん中に考え、生活者ファーストのその理念のもとに政策を訴える」
最大野党の「中道改革連合」は生活者目線を強調しています。
食料品の「消費税ゼロ」については、今年の秋から恒久的に行うとして与党との違いをアピールしています。
ただアメリカ軍の普天間飛行場の移設などで党内の足並みを問われる面もあり、急ごしらえの選挙戦であることは否めません。
公明票が上乗せされることへの期待はあるものの、若者や無党派層への広がりに欠ける懸念もあります。
党内からは「結果次第では執行部の責任問題になる」との声も上がります。
与党が高市さんを支持する声を背景に安定多数を獲得するのか、新党を結成した中道が大きなうねりを起こせるのか。短期決戦が始まっています。