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東大汚職事件で初公判 「絶対的権力に断ることできず」贈賄罪認める

社会

 東京大学大学院の共同研究を巡る汚職事件で、贈賄の罪に問われている男が、初公判で起訴内容を全面的に認めました。東京地裁前から報告です。

 引地被告は、小さく頭を下げて入廷しました。

 そして裁判官から起訴内容を問われると「おおむね間違いありません」と答えたうえで「絶対的な権力の前で断ることができなかった」「断れば研究が止められるなかで、おごり続けるしかなかった」と話しました。

 日本化粧品協会代表理事の引地功一被告(52)は、東京大学大学院の元教授・佐藤伸一被告(62)らに商品開発を前提とした共同研究などの見返りに、およそ380万円相当の接待をした贈賄の罪に問われています。

 検察側は冒頭陳述で「著名な東大の医師に依頼して研究の有効性を証明しようと考えた」と指摘したうえで、「接待の効果を上げるため高級クラブや風俗店で接待していたが、最終的には見込まれる収益の分配を巡り関係性が悪化した」などと述べました。

 23日午後からは佐藤元教授と共に収賄の罪に問われている吉崎元准教授の裁判が開かれる予定で、東京大学を舞台にした汚職事件の全容が明らかになる見込みです。

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