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毎年相次ぐ「水の事故」 海の“見えない危険”とは

社会

 猛暑の到来とともに増えるのが「水の事故」。繰り返し事故が起きる海を取材すると、そこに潜む“落とし穴”が見えてきました。

 毎年、多くの人でにぎわう全国各地の海。しかし、今年もすでに海での死亡事故が起きています。

 なぜ事故は起きてしまうのでしょうか。

 神奈川県の観音崎。海と緑を楽しめる自然豊かな観光スポットです。

 観音崎のある三浦半島では、去年までの3年間に海で12人が死亡、または行方不明になる事故も起きています。

 水難学会で理事を務める田村さんに現場を見てもらいました。

水難学会理事 東京海洋大学 田村祐司准教授 「房総半島の距離が短く、わりと速い潮流が出入りするということで、この海岸の方にも寄ってきて、泳いでいくと、すっと流されてしまう」

 2つの半島に挟まれていて、速い潮の流れが発生しやすいため、奥に入りすぎないよう注意が必要だと言います。

 さらに、岩場が多いため、磯遊びや釣りの最中に海へ転落するケースも。

田村准教授 「岩場を歩く時にはコケが生えていて滑りやすいので、滑らないシューズをはく。どんな時でもライフジャケットを着て、日頃から習慣として着けておくことが大事」

釣りに来た人 「ライフジャケットはどこでも着けるようにしています」

 次に向かったのは千葉県勝浦市。朝市でも知られ、多くの観光客でにぎわいます。

 ここではかつて…。2019年、およそ40人が一斉に沖に流されました。

 当時は穏やかな天気でしたが、はるか南に停滞していた台風の影響とみられています。

田村准教授 「(台風による)うねりがかなり強くて、それによって離岸流が発生して大きな流れとなって流されてしまったのではないかと」

 離岸流とは、溺れる事故の一因となる、台風の有無にかかわらず発生する海岸から沖へ向かう流れです。

 もし巻き込まれた場合は、流れに逆らい海岸へ戻ろうとせず、海岸と平行に泳ぎ、沖へ向かう流れから抜け出すことが大切だといいます。

海に来た大学生 「海に入る時は波のコンディション(状態)とか荒かったら入らないようにしています」

田村准教授 「たくさん素晴らしい自然体験活動を海を通して、していただきたいけれど、必ず安全管理をしてライフジャケットを着て泳ぐという習慣をつけていただきたい」

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