どんな話をするのでしょうか。14日午後、高市総理大臣と官邸で直接面会する見通しです。野党からの追及が相次ぐなか、簗農林水産大臣(47)の元秘書は答弁に“違和感”を感じていました。
■簗大臣に市議会「抗議決議」
高市総理大臣と簗農水大臣。決断の時が迫っているのでしょうか。
昼ごろの段階では…。
国民民主党 長友慎治議員 「簗大臣、もうそろそろご自身で進退を決めるべきかと考えますが。改めて伺いたいと思います」
簗農水大臣 「総理から任命をいただいておりますので、農林水産政策そして食料安全保障の確保、これをしっかりと進めていくということについて、全力で職責を全うして参りたいと考えています」
続投の意向に地元は揺れています。
地元の人 「もう説明はいらない、はっきり言ってやめてほしい」 「説明をしていただければ、ある程度は納得できるのかなと」
栃木3区の那須烏山市。簗大臣の“予算カット発言”に挙げられた自治体の1つです。
議会で採択されたのは「簗大臣の発言に強く抗議する決議」で、議員13人のうち12人が賛成しました。
今後、簗大臣本人に抗議決議を伝える予定です。
那須烏山市議会 相馬正典議長 「国会で“おわび申し上げます”と、私はそれが誰に言っているんだろうなと思うんですね。地元の名指しをされた那須烏山市、那珂川町に対して一言あってよかったかなと思っています」
賛成 那須烏山市議会 大橋誠市議 「政治家ですので、進退についてはご自分で判断されると思います。辞任すべきだという人が私の周りには多いですね」
中には“辞任は時期尚早”との声も…。
棄権 那須烏山市議会 堀江清一市議 「発言に対しては、これは弁明の余地がなしですけども、もっときちっと話を聞いて説明をされて(進退は)その後でも十分ではないかと」
ただ、地元や永田町のみならず、全国各地から厳しい意見が相次いでいます。
宮城県 村井知事 「このようなことで国会の重要な予算審議が前に進まないというのは非常に残念に思います。本当に時間の無駄だなと思います。別のところでやればいいんじゃないですかね」
富山県 新田知事 「国会議員として、ましてや大臣としてはふさわしくない発言だと」
14日の予算委員会でも追及を受けた簗大臣。
過去の選挙で、支持者を出陣式の会場までシャトルバスで無料送迎していたといい、これが“公職選挙法違反にあたる”との指摘が上がっています。
13日、簗大臣は…。
簗農水大臣 「利益供与や寄付にはあたらないという趣旨で照会をかけて、それをもとに対応を取った」
バスを借り上げる前に秘書が栃木県選挙管理委員会に問い合わせたところ、「会場費の一部として計上される」との回答を得たと説明。「法令違反ではない」という認識を示していました。
一方で、選挙管理委員会は「問い合わせの記録は残っていないものの適法か違法かを聞かれた場合、問題ないと答えることは絶対にない」としています。
公明党 伊佐進一議員 「栃木選管の主張と大臣の昨日の答弁との間で齟齬(そご)がある。しっかり確認をしてほしいと申し上げました。結果どうだったでしょうか」
簗農水大臣 「収支報告書の作成にあたって、収支報告書への計上の方法について照会をしたのかもしれないと当人(秘書)から改めて報告を受けたところでございます」
選挙管理委員会への問い合わせはあくまで「収支報告書の計上方法に関するものだったかもしれない」と答弁を修正。つまり、法令違反かどうかは確認していない可能性があります。
公明党 伊佐進一議員 「公選法にのっとって正しいかという話ではなく、会計上どうしますかという相談をしたということですか」
簗農水大臣 「秘書の当時の対応として記録は残っていないけれども、収支報告書への計上方法について照会をしたということが実態かもしれない。そのように本人(秘書)も今、申しておる状況でございます」
国民民主党 玉木代表 「少し答弁を修正してきたけども、バスを借り上げてやる前に経費計上の在り方について選管に聞くというのは違和感のある説明だと」
簗大臣の答弁には、こんな指摘も…。
国民民主党 長友慎治議員 「公職選挙法違反じゃないかということに関しても、秘書のせいにしているようにしか私は聞こえませんでした」
番組は簗大臣の元秘書を取材。“答弁の違和感”を語りました。
支援者をシャトルバスで無料送迎した行為は公職選挙法違反にあたるのか、国会で追及を受ける簗大臣。
当時、選挙管理委員会に問い合わせをしたとしていますが…。
簗農水大臣 「秘書のですね。秘書の方で。秘書がその辺はしっかり対応していると私は信じていますが」
「秘書に一任していた」とも取れる発言を繰り返しています。
一方で、簗大臣の元秘書に話を聞くと…。
簗大臣の元秘書 「秘書をしていたころは毎日、日報を書き、業務は簗氏にすべて報告していた。“自分は知らなかった”という国会での説明には非常に違和感がある」
公明党 伊佐進一議員 「総理、どう判断されますか」
高市総理大臣 「仮に違法性が大いに疑われると、私も“これは違法ではないか”という判断に至った時には、それは人事上のことも躊躇(ちゅうちょ)しない」
高市総理と簗大臣は14日午後、予算委員会終了後に会談する予定です。