住民の大半が反対している香川県豊島の太陽光発電所の問題です。発電所の建設予定地に大量の産業廃棄物が違法に捨てられているとして豊島住民が土地の所有者を刑事告発しました。
25日午前9時過ぎ、豊島住民と弁護士が小豆警察署を訪れ、署長宛に刑事告発状を提出しました。 告発状によりますと、太陽光発電所の建設が予定されている豊島唐櫃の栄山地区の土地は、建設残土を持ち込んで整地しています。その際、大量のコンクリートがらや鉄筋などの産業廃棄物をみだりに捨てていると指摘しています。そして、廃棄物処理法違反の疑いで、この土地を所有している会社を刑事告発しました。
また、住民は香川県に対して、土地の所有者が産廃を適法に処理し、原状回復を行うよう命令を出すことを求めています。
(豊島自治連合会 三宅忠冶会長) 「太陽光発電をやろうとしている全面積、ほとんどに下から持ち上がった残土が埋められている。それを全部撤去してからでないと太陽光発電は認められない」
刑事告発された会社側は「告発状を見ていないのでコメントのしようがない」と話しています。